ラジオ関西60年 各出演者の話題要点と解説・感想 (第6週 田淵あきらさん)
お話の要点
昭和29年8月採用。3期アナウンサー 1期生の女性アナが他社に行かれたり、結婚退職、第2期生が病気で長期療養し(高橋アナウンサーのことと後日放送でわかる)
ラジオ神戸放送劇研究会?出身 「少年ターザンは行く」にも出演 劇団(夜)と昼間のアナウンサーは両方できず劇団は辞めることになった。
藤田光彦先生との出会い 須磨浦の大邸宅に住む元男爵 クラシックバラエテイの持ち番組 女子アナが担当 音楽発音に厳しい人 毛髪がレコードに悪いということで髪の毛は丸刈り
無駄話はしない。蛾を食べるという噂があった。
当時部長だった青木啓(あおきあきら)さん満鉄におられ(注:正確には満州にあった広告代理店の電通系の国通の社員だったはず)、森繁さんとも交友がある話などをCR喫茶で聞いた。
当時の番組では「あしはらくにこ」さんも出演され、宝塚時代のお話が楽しかった。自分自身は朗読が好きであった。放送劇団からの転身でアナウンサーのように決められたことをいうのが苦手だった(注:今で言う声優志向の意味)
当時社内にタバコ屋・売店・CR喫茶・テニスコート・クッキーという犬がいた 放送部長の高橋太一郎さんの犬で高橋さんがクッキーさんといわれていた。
高橋さんはNHK出身 東京の放送局に移られた(注:TBSと思われる)
社内恋愛が多い 山口まりこさん(元ミス加古川・電車を止めたことがある)というアナウンサーがいたがこの人は見合いで例外的存在 当時社内恋愛は禁止だったので婚約指輪をかくす人も多かった。(事実上機能していない社内通達だったのか)
当時は放送のほとんどが生放送。CMも生放送でアナウンサーは待機者がいた。松本のぶあきアナウンサーの発音が関西弁でこれがおかしく待機中に笑い声が入ったため2人とも始末書となった。
皆川儀太郎さんとも一緒に仕事をした。お坊さんでさまざまな逸話があった。
現在のアナウンサーは声がキンキンしている。速度が速い。当初はうらやましく思った。語尾を伸ばすのが聞きにくい。いろいろな世代の人が聞いていることを認識すべき。
日本語も縮めてしまうのも残念。自分の会社が30年を迎えるときラジオ関西60年の話をいただき運命的なものを感じている。
(アナウンサーのリクエスト曲・選曲)
2011年11月07日(月)グランド・キャニオン 山道にて/ミュンヘン放送管弦楽団
2011年11月08日(火)ペニーズ・フロム・ヘヴン/フランク・シナトラ
2011年11月09日(水)夜のストレンジャー/フランク・シナトラ
2011年11月10日(木)ほんとうですか/シナトラ&クロスビー
2011年11月11日(金)ベスト・イズ・イエット・トゥ・カム/フランク・シナトラ
解説と感想
田淵あきらさんは、サンテレビで「赤いほっぺ」という番組に出演されていたらしいのですが、あまり記憶にありませんでした。
もちろんラジオ関西のアナウンサーだったということも知りませんでした。
非常に参考になる話が多く新鮮に聞こえましたが開局当初の女性アナウンサーは辞められたりおおきな病気になるなどの事情があったようですね。
リクエスト曲がシナトラだらけというのも特徴だったと思います。
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