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2011年11月13日 (日)

アナウンサーで綴るラジオ関西60年 今までの感想

ラジオ関西開局60年記念番組「アナウンサーで綴るラジオ関西60年」について今までの感想や気づいたことを書いてみたい。

今までに登場された方は
第1週 10/3-10/7  大中照幸さん  開局時1期アナ・スポーツ担当(ラジオ関西常務になられた方)
第2週 10/10-10/14 加藤逸子さん  1970年代・最終時代の電話リクエスト担当・後フリーに
第3週 10/17-10/21 前田隆さん   全盛期の電話リクエスト担当
第4週 10/24-10/28 中野(現:山田)真知子さん 高度成長期中期のアナウンサー
第5週  10/31-11/4   牛尾淳さん   スポーツアナで幅広い分野 音楽も洋楽から演歌まで担当 1980-2005在職:現在フリー
第6週 11/7-11/11 たぶち あきら さん 女性・3期アナ ラジオ神戸の放送劇団からのアナウンサー転身 開局初期

今となれば異色だったのが大中照幸さん。いかにもスポーツ色が濃くリクエスト曲も南海ホークスの歌やゴールデンナイターの番組テーマ曲などが放送で流れたことである。
私にとっては、なつかしい音楽が録音でき嬉しいのだが、他の方は洋楽のラジオ関西らしく往年のポピュラーソングが多く、他の番組でも聴けるのにと思ったこともあるが、時代とか趣味嗜好と一致して面白いところがある。
たとえば、中野真知子さんがリクエストした「こんにちは赤ちゃん」(現役時代にふさわしい曲であるが)、牛尾淳さんのリクエスト「酒二合」(宮路おさむさん)たぶちあきらさんのリクエストのクラシック音楽が異色な感じでした(さすが開局時のクラシック番組を担当と感じました)
もっとも、カスケーズの「悲しき雨音」なんかは、どのアナウンサーがリクエストしても不思議ではない感じなのですね。

さて、ここで問題ですが「カスケーズの悲しき雨音」は、ラジオ関西での雨の日の定番の音楽なのですが、上記どなたのリクエストだったかわかりますか?おそらく聞いてないと無理な問題です。
解答は、後日の記事にしたいと思います。

この番組は林真一郎アナウンサーの担当ですが、林さんが一緒に仕事された人は牛尾さんぐらいでしょうね
もっとも、牛尾さんが退社後はスポーツ中継は林アナウンサーか古田アナウンサーがスポーツ担当という感じになりましたが。

番組の制作担当者は、井上正之助さん。現在は退職されたOB社員ですが現役時代は報道制作部長などもされておられた方です。

 
音楽通であるが 驚くことにミュージシャンとしても十分食べていけたような方と色々な方から伺ったことがある。

「井上正之助」で検索するとそれらしき記事も多数出てくる。やはり、ラジオ関西のプロデューサともなると、同時期の方では
あの原田紀子さんがラジオ関西退職後 プロジャズシンガーでいまや関西ジャズ協会副会長という。この時代のラジオ局の人は、こういう人でなければやっていけなかったのだろうと思う
http://kjsnet.org/aboutkjs/yakuin001.html

現在の地方FM局でも、制作部門にこのような人材が揃っているところは少なく、制作は東京のキー局まかせという現状もある。

かっての音楽局ラジオ関西は、東京のキー局がラジオ関西の電話リクエストを学んだという。
ジャズの音楽評論家の油井正一さんは、ラジオ神戸・ラジオ関西の開局以来多くの番組を持った。

それは、油井正一さんが神戸出身で、昭和30年ごろまで神戸在住であったことからも想像がつくものである。ラジオ関西の末広光夫さんも油井正一と関連深く、私のもつ資料でも神戸新聞1993年4月25日記事でも「(末広さんは)現ジャズ評論家の油井正一さんに誘われ、4月に開局したばかりのラジオ神戸に音楽担当として入局した」と記載がある。

「誘う」というのは、それなりの立場になければならない表現だと思うので、油井正一氏は、ラジオ神戸と何らかの関係があったということだ。

実際、油井正一氏の著書では経歴にラジオ関西やFM東京でジャズ番組を担当した旨が記載されているものが多い。いまやJFNのキー局のFM東京と、ラジオ関西を同列に表記するのは、それだけの実績があるということだ。

それから思うと、兵庫県のFM民間放送であるKISSは「FM東京よりも歴史が古く、音楽局として伝統のあるラジオ関西」と勝負しなければならなかったことが不幸のはじまりだったと改めて思った。

ラジオ関西の不幸は、自分の局の音楽局としての伝統を自ら過小評価してしまいFMに対抗したような「AM神戸」路線に走ったことではないだろうか。
FMは儲かっているが、AMは番組は良いのに儲からないという感じで弱気になりすぎていたのではと思う。(実は、そのFM局が粉飾決算して昨年倒産したのは周知のとおり)

話は脱線したが、井上さんはラジオ関西の電話リクエストの担当者であった方だ。いわばラジオ関西の黄金期を知っていた人でもある。
こういう方たちの力で今のラジオ関西の番組のいくつかは成り立っているのだと改めて感じたことである。

局の歴史というものは怖いものでもある。

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コメント

井上さんの記事を紹介しているブログがありましたよ
http://nishinomiya-style.com/blog/page.asp?idx=10000076&post_idx_sel=10039364

558さん 情報ありがとうございます
そのURLは西宮の笹舟クラブ様のものですね
こちらもラジオ関西の話題が豊富ですばらしいページだと思います。私も何度か検索でたどり着いた記憶があります。今回良く見ますと「ラジオ関西の歴史」というリンクがあり、どのようなものだろうと思いましてクリックしますと、私のラジオ関西ファン特製年表でしたので驚きました。
私より上の年代の方と思いますが、評価いただいているみたいで嬉しく光栄に思いました。

>中野(現:山田)真知子さん

ジーン景虎さんのブログによりますと
彼女は山田健人さん(現・エフエムみっきー局長)の奥さんみたいですね。

※第4週、最終日だけ録音失敗(涙)

MASAさん情報ありがとうございました。
たぶんそうだと思っていましたが、確実な情報は無かったので大喜びです。ご本人に確認されたのですから間違いないですからね。ありがとうございます。CRでは、結婚後も旧姓を使う慣例があると思っていただけに不思議でした。(他の人もそうだと思いますよ。第一アナウンサー時代の名前でないとわからないし)逆にそうじゃないかと暗示していたように思えました。

問題の解答
悲しき雨音のリクエストをしたのは
牛尾淳さんでした。
http://jocr.jp/60th/index.html

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