総務省 兵庫エフエムに放送免許継承認可(KISS-FM社は解散へ)
KISS-FMの無線局免許継承が認可されたようです
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01ryutsu09_01000006.html
「総務省は、本日、兵庫エフエム放送株式会社(代表取締役社長 横山 剛)から無線局免許承継申請のあった株式会社Kiss-FM KOBE(代表取締役社長 横山 剛)所属の超短波放送局の免許人の地位の承継について、本日許可いたしました。
(平成22年9月29日)」上記総務省のWEBより
兵庫エフエム放送株式会社の主たる出資者
(株)SRCマネジメント 32.1%
(株)エフエム東京 19.2%
日本電波塔(株) 19.2%
地元兵庫県の企業はSRC(横山社長の会社)のみが公開対象となっています。
残り議決権約30%について気になるところですね
これにより 旧KISS-FM社は解散となる方向のようです
http://www.bunkatsushin.com/modules/bulletin/article.php?storyid=44245
(免許を受けたことにより)兵庫FMは事業譲渡代金1億円をKissに支払い、これを受けてKissは、11月末までに神戸地裁に再生計画案を提出。その後の債権者集会での同案承認を経て、来年3月末に解散する見通し
また 神戸新聞によると
「神戸の「Kiss‐FM」 放送免許の承継決定」
http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0003489563.shtml
兵庫エフエムによると、キッス社は10月1日付で兵庫エフエムに1億円で事業を譲渡。「Kiss‐FM KOBE」の愛称は継続使用する。
JFNは、配信期限を9月末としていたが、11月上旬に兵庫エフエムの新規加盟を審議する方針。
特例として配信を続けるということらしいですね
しかし、事業譲渡金額は1億円。資本金1.6億の兵庫エフエムですから
それほど余裕のある船出とは言いがたいのではと思いました。
当初1000万円の資本金を、このあいだ1億5千万円増資したようです
なお株主の日本電波塔は「東京タワー」の会社。
ここが設立当時は産業経済新聞社・関西テレビ放送・大阪放送(ラジオ大阪)の社長をしていた前田久吉氏関係の企業
ラジオ関西(当時の神戸放送)が関西テレビ設立時のパートナーという因縁も感じるようになった
というと、KISS-FM時代の大株主であった朝日新聞からの転換という意味なのだろうか
本情報についてはあや さんからコメントにて早速お知らせいただき
また、数名の方からメールもいただきました。どうもありがとうございました
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» Kiss-FM KOBE 10周年記念アルバム [MASARUのブログ]
神戸のFMラジオ局「Kiss-FM KOBE」が今から10年前に出した開局10周年記念のCDアルバムです。
久しぶりに聴きました。
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兵庫エフエム放送(新KISS-FM)の社外取締役に樫野孝人氏が就任されたようです。
(本人のブログより)
投稿: 仕事人のMASA | 2010年10月12日 (火) 18時15分
仕事人のMASA さん ごぶさたしております
貴重な情報ありがとうございました
私も先ほど検索して当該ページを確認いたしました
樫野孝人氏は前回の神戸市長選挙に出られた方ですね。リクルートがらみの方なので、SRCの横山社長と旧知の関係なのかなと思っていたところですが 社外取締役に就任とは思い切った人事ですね。しかし噂にはなっていたようですが新KISS-FMの方向性を印象づける内容で、これでは政治的な背景がはっきりしてしまい、旧来の神戸経済界の対応がどうなるのかと思ってしまいます。
KISS-FMも20周年ですからそろそろ設備更新なども考えておかないとどうかなと心配していただけに複雑な思いがあります。KISS-FMの社屋は自社ビルではなく神戸市の外郭団体のビルですから、間接的にも倒産で神戸市および神戸市民に迷惑をかけているはずですから「元神戸市長候補(当然次期も狙われているでしょうから)」としてどのように旧経営陣(特に平澤氏に)対応するのか市民として見ておきたいと思います。
投稿: 西川敏弘 | 2010年10月13日 (水) 01時26分
西川さん、こんにちわ
樫野さんは
映画や福岡ドームのプロデューサーとして活躍していましたので
その腕を買われての社外取締役就任ではないでしょうか。
政治的な打算がないとはいいませんが、
神戸が元気になるような試みをしようとはされていますね。
投稿: 仕事人のMASA | 2010年10月17日 (日) 23時45分
樫野氏のブログを見ますと旧KISS-FM時代にも関連はあったような感じですね
もっともコニュニテイFMなどの経験もあるのでしょうが、KISS-FMの置かれている現状は、旧来とかわらない印象です。元サンテレビの専務であった平澤氏でもKISS-FMがあのような形になりましたので、新経営陣の県域FM放送局の方向を厳しく見つめる思いです。特に新兵庫FMは、従来のKISS-FMの開局当初の株主とは全く違う株主(TFMなどはJFN加盟後のはず)ですので、事業譲渡で解散の憂き目になる旧KISS-FM社の株主である地方公共団体(神戸市)と、その神戸市の市長候補という関係がどうかと思うところです。旧KISS-FM経営陣時代は、株主である神戸市との関係は番組提供さえ皆無という状況でした。旧経営陣の「アンチ神戸市政」が形を変えて継承されるなら不幸のように感じます
投稿: 西川敏弘 | 2010年10月18日 (月) 03時26分