時の記念日に明石に行きました
JR山陽本線と山陽電鉄が並んで走る、明石市人丸前といえば、日本標準時子午線の通る街
そこにある明石市立天文科学館の時計はJSTM(日本標準時)と示されホームからもひときわ日立つ青い時計の文字盤は、あたかもこの時計が日本標準時そのものだと
子供の頃から親しんでいた私でしたので、震災で、この時計が止まってしまうことは非常にショッキングな出来事でした。
高石ともや「何とか元気をやっています」(ラジオ関西制作のCD)には、この止まった時計の画像が採用されていました
実は、この時計はJJYの信号を受信して動いているものらしく、そのJJY信号とか実際の日本標準時(JST)は独立行政法人情報通信研究機構が日本標準時を決定・維持しています
http://jjy.nict.go.jp/
世界標準時のGMTは、グリニッジの天文台を通るものであることから、JSTの明石の天文科学館は明石市の熱意によって建てられたものだといえるでしょう。(明石市立の天文科学館であることに注意)
さて、この明石の天文科学館、私は物心ついた頃には今の姿がありましたのでずいぶん古いものだと思っていたのですが、天文科学館としてオープンしたのは昭和35年6月10日(時の記念日)ということですから
ラジオ関西の前身ラジオ神戸(昭和27年開局)より新しいということに気づきました。ラジオ関西に社名変更し、出力10KWに増力し、送信所を須磨から淡路島の岩屋に移転したのが昭和35年ですから、
高度成長期の産物といえるものなのでしょう。昭和30年頃から計画を立て、経済成長をバックに実現できたのだと思います。
近隣では、昭和34年に須磨浦山上遊園が開園しており、回転展望閣などと、どことなく良く似た雰囲気をもっています。
六甲山上にあった、回る十国展望台(すでに取り壊されているが)も同じような雰囲気、これも今は無き阪神パークでも、プラネタリウムがあった時期も、この高度成長期である。
さて、昨日 この明石市立明石天文科学館が50周年を迎え、記念式典を見に行った。
明石市では、時の記念日前後の週を「時のウイーク」とし、日曜日には明石公園で各種イベントが行われる。
子午線の町 明石への思いは、このようなイベントにも表れている。
天文科学館は、青少年の科学技術への興味に対応してくれる「博物館相当施設」である。
以前は、天文科学館にアマチュア無線のクラブがあり電波に興味をもつ青少年の育成もされていたことを思い出す。
天文科学館も、昨年リニューアル工事をされて、長らく休館であったようだが、展示も新しくなり、市の意気込みも感じられる。
今後も愛される施設として発展して欲しいものである。
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