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2010年6月13日 (日)

「九州国際エフエム」が特別清算申請し倒産・事業譲渡へ(東京商工リサーチ記事)KISS-FMの今後は?

東京商工リサーチWEBによると「LoveFM」運営の「九州国際エフエム」が特別清算申請・事業譲渡の方向へとなっているようです
http://www.tsr-net.co.jp/news/flash/1202627_1588.html
こちらは近年は黒字であったようだが放送設備の更新時期を迎えこのような措置となったようです。同じ倒産でも粉飾決算が原因といわれJFNを除名され事業譲渡・清算方向になったKISS-FM問題にも影響があるのか?少し心配なところです。
こちらは九州初の国際エフエム放送局。1KW局であるが、コミュニテイFMの「天神エフエム」放送事業を譲渡することを検討というが電波法・放送法の壁があることに注意。おそらくコミュニテイFMと国際エフエム放送局のダブル免許(兼営)は前例もないだろう

一方 KISS-FMについてであるが

日刊合同通信 2010年6月8日(火) 第55巻 第13364号
神戸地裁、Kiss事業譲渡で意見聴取
http://www.godotsushin.com/backnumber_nikkan/2010/2010_6.html

この記事の全文は見ていないのですが興味のあるところです

KISS-FMも開局20周年、送信設備などは事業譲渡で安く手に入れても、設備更新が即必要であれば、余裕のもった新資本金でないと、設備更新さえもできなくなる可能性もあります。

この事業譲渡が認められるのか。認められたとしても放送免許を受けるべき会社として認められるか、県域放送にふさわしい資本金規模が集められるかどうかが不安材料でしょうね。

おそらく、設備も減価償却によって、ここまで簿価が落ちているのでしょうから、新設備を導入することが必要となるはずですから相当の資本金増強をすることは近い将来に出てくるでしょう。それに対応できるのが最低の免許条件ではないかと思うのです。電波法・放送法では、免許人には放送事業継続のための財政的基盤が要求されますので免許を拒否される可能性もあると思います。少なくても兵庫エフエムの現在の資本金(1000万円らしい)のままであれば無理でしょう。

旧KISS-FMでも設備更新問題は当然考慮しなければならない問題であるはずで、最悪の場合、「九州国際エフエム」と同様の道になる可能性もあります。設備更新ができないと、電波の質にも影響が出で検査に通らないとか放送事故を頻繁に出すことになる可能性もあるわけです。現実問題としてメーカーのメンテナンスが受けられない古い機材で運用可能かということや、送信所が同居するNHKとの関係で設備共用であれば、さらに事態は深刻になると思います

しかし、改めて思うのは現在の放送関係の不況はとどまるところを知らないという状況です。この状況で兵庫エフエム放送に出資する企業はおられるのでしょうか。少なくても粉飾決算疑惑のあった放送局ですから、旧KISSは清算するとしても、この点をいかに乗り越えるかにかかっていると思います。

かってバブル景気のとき、テレビ放送が東京にある放送局のネット拡大の思惑も絡み、あたかも東京で放送されている番組が全国でネットされるべきだという論理で地方に多くの系列の放送局ができた感があるのですが、FMラジオはFM東京のネットを拡充するように県1局体制が敷かれ、大都市圏では例外的に複数の民間放送局が免許されました。

さらに、在住外国人のための国際エフエム放送局が主要地域に広域に免許されるようになりました。
また県域放送ではなく、市域の放送というべきコミュニテイFMも人口の多い地域を中心に、これら「FM放送」と競合する形で生まれています。
関西地区では、歴史あるFM大阪より、FM802の台頭が大きい状況といわれているのですが、この歴史的背景はどのようなものだったかを考えたいと思います。
FM802がFM大阪に勝てたのはなぜか?(KISS-FMが勝てずに潰れたのはなぜかに繋がる問題でもあるのですが)
それは、FM802の設立時のスタッフがニッポン放送で編成局長を務めた石原氏、ラジオ大阪でプロデューサだった栗花落氏、さらにラジオ関西の音楽番組を担当していた藤村氏という、AMラジオ単営局出身者で、FM大阪やFM東京に音楽放送の主流を奪われた人たちだったとという見方ができる。すなわち、JFN流の放送の強みも弱みも十分知っていた放送のプロがFM802を作り上げていたと考えるのが私の見解です。
このことは、FM802をFM局とちがったAM局みたいだと弱点として論じられることにもなっているのですが FM大阪との差別化、年配層の多いAM局との差別化をし、そして、時代が変化した現在でも柔軟に対応しているのが強みであると思っています。
すでに設立時のスタッフである前述の方々は、相談役、専務、事業開発部長となられているが元々FM802は、NRN系AMラジオ局(ニッポン放送など)と設立時には、支援関係があったとみていいと思う。

たとえば、ジーン長尾・ヒロ寺平、マーキー谷口は、当時ラジオ関西でのレギュラーDJ経験もあり、ラジオ大阪でも同様だったと考えられる。

それに対し、KISS-FMの社員に、ラジオ局社員としての制作経験のあるものは少なく、ラジオ関西の番組を制作していた会社の一部がKISS-FMについた程度であり、ラジオ放送の経営を知る人がいなかったのではと思われる。

ラジオ関西での、音楽通アナウンサーとしては 木元英治アナウンサーが、FM広島開設時に移籍し、朝の番組「JOGUでごきげん」の初代パーソナリティとなり、番組制作から後に幹部になられたようですし、田口昭南アナウンサーも、ラジオ関西の営業でご活躍後、FM宝塚の社長に、またスポーツアナだった山田健人さんは震災時のラジオ関西の報道制作局長でしたが、現在はFM三木の実務責任者(取締役局長)として高い評価を得られています

このようにAMラジオ局といえどもFMラジオは当然「対象」に入っているはずで、いわばラジオのことを知り尽くした人たちといえるでしょう。
AMの電波ではFM局と音質での勝負は勝てないのですが、かってはニッポン放送、文化放送、ラジオ大阪、ラジオ関西も音楽で勝負していた時代があったことは事実です。
ビートルズもAMラジオ時代の文化、初期の学生フォークソングもAMラジオの深夜放送などが与えた影響は大きく、これらのAM文化を作り上げた人たちがFM802の基礎を作られたことは留意すべきことと思います。

KISS-FMも、今までラジオ放送の素人が運営をやっていたという感があり、AMラジオ局OBやFM大阪等のOBを運営責任者に据えるべきではないでしょうか(FM東京の役員の方は兼務なので実務が無理ではと思う)制作実務がすべて下請けでも、ちゃんとした社員がプロデューサで把握してないと丸投げに他ならないと思います。

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コメント

確か、802には、毎日放送の社員さんも参加しておられたような記憶があります。

年齢のターゲットをある程度絞込み、
それこそ他局と差別化を図った部分は、
大きかったと思われます。

ニッポン放送、文化放送、ラジオ大阪、ラジオ関西の名前を見て感じたのは、ラジオ関西以外は、凋落があまりにも激しいという点です。

文化放送は、まだ大竹で持っていた部分もありましょうが、今後どうなりますか・・・。

そういう点では、ラジオ関西にはがんばって欲しいと思っております。

とくながさん いつもありがとうございます
そうでしたね 802の開局のときはMBSも支援されていたと思います。FM大阪対AM局連合という図式といえば大げさですけど。
ニッポン放送は、あの株の買占め事件さえなければ2部上場でフジテレビの親会社でおれたはずと思うと あの事件の首謀者は罪つくりなものです。
売り上げの少ないラジオがテレビの親会社であることがおかしいと理由にされましたが、そのような事例はいくらでもあるのにと思いましたが、ラジオ単営局の雄で、上場企業であったニッポン放送の体力低下の原因ではと思います。

久しぶりに業界紙のヘッドライン記事を見て見ますと、
文化放送は数千万の最終赤字、
ニッポン放送は黒字らしいのですが減収傾向とか。

大阪ではFM802は20%以上の減収と赤字が2億強。
FM大阪は2%増収で黒字を確保しているそうですし、
OBCも増益、
在阪テレビ局はTVO以外利益確保だそうですので、
802の凋落が非常に目立つ、ということになります。

しかしFM802は減っているといえ、
年収26億以上で大阪のラジオ単営局ではトップなのです。

相当に今の状況が厳しい中で、
よくFM COCOLOに手を出したな、という気がしますね。

サー伯爵さん いつもコメントありがとうございます
大阪のラジオ局は、健闘していると思いますね
昨年から 朝日放送の雲行きは怪しいのですが、ラジオ大阪などは発表されている決算書類を見ると、よくやられているなあと思うこともあります。
FMラジオも不況業種扱いなのは驚きましたけど。

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