相生ペーロン祭り写真コンテストが存亡の危機?カメラマンのマナーの悪さで
5月30日、所用があったのですが別の日になり、急遽相生ペーロンまつりに行きました
実は、この祭りには数回訪問しているのですが、写真コンテストをやりだして3回目(3年連続)になります。
パレードの写真は、私の作品「みんなで龍舞」をトリミングしたもの
http://www.city.aioi.hyogo.jp/sight_seeing/kankou/peron/photo-con_09/index.html
昨年は、この写真コンテストで、第3部(陸上部門)の「推薦」をいただき、サンテレビの賞状・盾をいただきましたのでぜひ今年もいきたいと思っていたものです。市内に張られているポスターの写真のうちパレード・カーニバルの写真には私の写真が採用されていました。(もちろんポスターには名前は入っていません)また、陸上行事のパンフレットの表紙にも採用されていました。(写真コンテストの最上位の推薦というのはこのようなことまであるのかと思いました。会場に行くまで全く知りませんでした)
実は、このコンテスト、昨年の11月になってペーロン祭り協賛会から、私宛に文書が届けられていました。
内容は、出場団体から「コース内に立ち入って撮影するカメラマンがあり、安全上問題がある」「出演者に異常に接近し、進行の妨げとなる」
「コース外に下がってもらうよう注意しても聞き入れてもらえない」ということから抗議を受けたということらしいのです。
私自身もこの問題は気づいており、神戸まつりのような厳重警戒態勢ではないので、すきあらばと車道に入り撮影したり、ひどいときは演技の輪の中に入る人もいるぐらいで演技を撮りたいものにとって、たいへん邪魔になります。
神戸まつりなんかでサンバのパレードで道路に飛び出し接近し真正面50cmから撮影することなんかまず考えられませんよね。昨年は、相生でそのような姿を良く見ました。
決まってそのようなことをするのは年配の方々です。(中には若者もいますが、携帯写真が多く1眼は少ない)おそらく写真の指導者からそのような写真がよいと指導されているからそういう事ができるのでしょう。
私は、このコンテストには応募しておりますが、このような広角撮影やキャノンの白レンズで撮影されている人が応募されるかというと少し疑問に思います。
危険な撮影行為をするのは、ペーロン祭り写真コンテスト参加者ではなく、こちらには参加せず、別の雑誌や団体に出される人も多いのではと思います。
私の場合、パレード撮影は70-300mmなど望遠で撮影します。したがって近すぎるとあまりよくありませんから、接近撮影される方々のような度胸のよさはありません。危険なまつりでは怪我をするように思いますからコースに立ち入ることは元々ないのです。
11月の文書から今年は、もしかすると第3部が無いのかと思っていたのですが、今年は募集要項では昨年と同様の募集でしたが、来年度の開催は今年のマナーを見て決められるようです。
ただ、今年は昨年と比較して、子ども会の龍舞、サンバ、南京玉すだれの参加は無かったようです。
おそらく、昨年のパレードで問題となったのはこれら、今年の参加を取りやめた団体なのではと思いました。これらは、華やかであり、また若い女性や子供も参加されるものもあり、撮影マナーの悪さが参加者団体減を誘発しているとなると問題だなあと思いました。相生で、仮に「サンバパレードの参加がなくなったのはカメラマンのせいだ」と言われても納得してしまいそうです。
一方よさこい系は、パレードを止めて踊りの演技をしますし、どちらかというとよさこい系の出演者は、観客に対して必要以上にサービス精神旺盛の感がありますから、写真もいいのでしょうが、それでも道路に入らないでと何度も注意されていました。
昨年のサンバパレードは、写真撮影者の行為が醜かったことを覚えています。昨年撮影した写真の中でも撮りたくないのに写ってしまったものがあり、少し問題と思いますのであえて写真を公開したいと思います。
問題の参考写真 サンバのパレードに車道に出て接近撮影をするアマチュアカメラマンたち 神戸では考えられない風景 (2009年度 相生市)
写真 パレードの最中、よさこいの演技などでは、このようにカメラマンがパレードを取り囲む。出場団体からは車道から出てくださいと言うアナウンスもあるが、ほとんどは無視している。カメラマンは相当夢中か、耳が悪いのだろうか
そいうえば、神戸市北区の農村歌舞伎でも舞台は撮影OKですが、楽屋や準備中の様子は撮影禁止になっています。これもカメラマンが招いた問題の例なのですが、写真の対象を舞台と考えず、いかに「出番前」とか、子供に化粧させている様子を撮影したい人が増えているのは、そのような写真がその世界での主流になっているからでしょう。
楽屋だけ写して演技は見ないしカメラも舞台に向けないのなら、それに携わっている人たちの疑問や反感を買うというのがわからないのかも知れませんね。
写真を撮りたいと思う人の描く構図は、場合によっては迷惑行為を増長することになっていることを私も留意しておきたいと思いました。
なお、相生ペーロンまつりのパレードは、パレードの道路が歩行者天国化しており、その中をパレードが断続的に続くことから、車道に出やすい雰囲気をもっていることは間違いないでしょう。
まつりを見に来ている人の多くはカメラを持っており、これらの注意事項はコンテストの案内だけでなく、プログラムなどの印刷物への注意、看板表示など、コンテスト参加者以外への啓発がいるのではと思いました。
カメラを持っている=コンテスト参加者ではないように思います。
パレード写真とペーロンの写真撮影はしましたが、応募作品の選定の最中です。昨年はまぐれに近く2匹目のドジョウはいるのでしょうか?
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西川先生
ペーロン祭りのポスターへの写真採用、おめでとうございます。
活躍ぶりは目を瞠るものがありますね。パレード撮影のカメラマンのマナーの悪さなどの暗い話題を吹き飛ばすほどの明るい話題です。
来月のCAPA楽しみです。
ばんざ~い!!!
南 悟
投稿: 南 悟 | 2010年6月 1日 (火) 23時42分
南 悟先生
コメントありがとうございます
ポスターやパンフレットは、前年度の各部「推薦」の作品が掲載されているみたいです。
6/1は出張のためお目にかかれず残念でした
今回、神戸新聞への取材・掲載と聞きました
6/2は出勤しておりますので、また学校のほうで、お会いできたらと思っています
先日、神戸新聞で先生の公演の写真が掲載されておりましたね。
投稿: 西川敏弘 | 2010年6月 2日 (水) 01時16分
こんばんは。
2枚目の写真を見させていただきましたが、これは酷い。赤信号みんなで渡れば怖くない状態って感じですね。
自分はこういう大きいイベントの所ではまだ撮影した事がないのでこういう状態になっているとは思いもしませんでした。自分はこうならない様に気を付けます。しかし情けない。
投稿: TK | 2010年6月 3日 (木) 21時37分
TK様(たぶん3月の中旬に書き込み頂いた方だったと思います)書き込みありがとうございます。
よさこいの踊りなどはパレードを止めて演技をすることが多く、それほど写真撮影もうるさくないところは多いのではないかと思います。小野まつりもよさこいのパレードがあるのですが、非常に短い距離ですのでアマチュアカメラマンも多いのですが、それほど迷惑とまでは感じないのです。(もちろん嫌悪感を覚える方もおられると思いますが)
ところが、移動しながらの演技のものは、いくらご本人がいい写真を撮る目的でも、出演者にとっては迷惑なものが多いのですよ。たとえば1枚目のサンバ、自動車も低速ながら走行中。サンバの女性にはカメラマンが集まり踊れなくなったりします。
どうもコメントありがとうございました。又どうぞよろしくお願いします
投稿: 西川敏弘 | 2010年6月 4日 (金) 00時09分