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2010年5月30日 (日)

Kiss-FM清算へ「兵庫エフエム放送」に1億円で事業譲渡か

毎日新聞 2010年5月29日 大阪朝刊記事によると (スズハラさん情報提供)

http://mainichi.jp/kansai/news/20100529ddn012020029000c.html
によると、兵庫エフエムは東京エフエムなどが設立し、資本金1000万円。今後、地元企業などに出資を依頼する。
Kiss社は清算する方針で、既に神戸地裁に1億円で事業譲渡する許可申請をしている。ということ

以下は私の所感です。先日のものを一部新情報を踏まえもう一度訂正しました。

今回の経営権譲渡は、今までの放送局のものとは少し事情が違い、
(1)トラブルの発端となったものが粉飾決算疑惑であり、これについてはほとんどの関係者が認め、JFNまで除名になっているのにかかわらず関係者の訴追などが行われていないこと。
(2)粉飾決算のそもそもの原因は、放送事業の業績悪化と資本金が少ないことではなかったのか。もちろん経営判断の悪さや私物化もあると思いますが、これが新会社で良くなるとは信じがたい
(3)旧KISSの筆頭株主はFM東京、今回の新会社も株主がFM東京なら事業譲渡と旧会社の法的整理では、「利益相反」となるようなことにならないか。単に再建不可能な会社をつぶして良いとこ取りをすると捉えられるとまずいと思います
KISS-FMの開局にいくら設備等でお金を使ったか?KISS-FMの当初の資本金は16億5000万円だったと思いますよ。それを平成7年に9割減資し1億6500万円に、(9割減資の手法は株式の額面を5万円から5000円にするという9割減資)、そして、第三者割当増資を5万7千株を1株5000円で5万7千株〈2億8500万円分)実施、資本金が4億5000万円となったという経過で、昨年12月を迎えています(数値はKISS-FM社の有価証券報告書から引用)
この状況で、昨年12月に、6300万円で筆頭株主変更となるような第三者割当増資を行おうとしていたのです。6300万円で「放送のデジタル化の資金?」という報道だったのですが、その金額で筆頭株主がかわるぐらい安値で売ろうとしていたのですよ。もちろんこれは失敗に終わりましたが・・
したがって、今回の新会社の資本金はいくらになるのかが問題で、本来なら16億5000万円の設立時の資本金を地元企業や地方公共団体の税金がだされていたのです。これを設立7年で食いつぶし、減資後の4億5000万円の資本金でも結局持たなかったばかりか、KISS現職役員の個人株主に権力が集中していたのです。
KISS社の送信所などの有形固定資産の合計は平成19年3月31日現在でも、139619千円(約1億4000万円)もちろんこれは20年近くの減価償却している金額です。再開局で、すべて1から揃えるとなると当初の金額が必要になります。
この時より、3年を経過していますので、設備・建物は1億円というところでしょう(土地は所有していないはずで、すべて年がたつと価値は減少するわけですが)

したがって 現在1000万円の資本金といってもこれは、これですむはずがなく(現に1億円の営業譲渡費用を計上している)

新会社の資本金は最低でも旧KISS社以上が必要であると思います。県域放送の「のれん代」などを考えると相当の金額を営業譲渡費用として旧KISSに支払うことになるのかと思っていたのですが、裁判所へは1億円で申請ということ。裁判所がどう判断するのかというところ

このようなケースでは「利益相反」がポイントだと思います。

もちろんFM東京のやることですから間違いはないのでしょうが、旧経営陣の粉飾はJFNも認めているわけですからきちんと訴追しないと兵庫県民の疑惑を買うことになります。

今は旧経営陣の力がいるところなので利用するところは利用しているだけだと思います(たとえば粉飾疑惑の旧社長も株主の権利としては大きなものがあり、今回の臨時株主総会のような場合の議決権では影響があることは理解できます)が、時期がきたらきちんと総括してほしいものです

しかし、このような場合だと、放送局の免許が単純な事業譲渡で認められるかどうかですね
資本金がある程度ないと、放送継続に支障をきたすということで認められないというのが今までの放送法の立場でなかったかと思うのですが

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コメント

お邪魔します。Kiss-FM も また昔のような独自路線の放送局に戻って欲しいです。JFN加盟前の…。 

減資という事だけでネタ的になりますがお隣のFM岡山も資金を食いつぶして90%減資(9億→9千万)をしていますよ。(地元のCFM2局よりも少ない資本になりました。CFM局は何れも1億以上の資本金です)
ここ最近は減資と景気回復、JFN系のCM増加で(地元CMはふるわないみたいです-地元CFMにさらわれている)何とか乗り切って居るみたいですが…。経営状態はKissと変わらないのかもしれません。

あや様 コメントをいただきありがとうございます。
こちらは本来AMラジオに興味関心が高いため、FM岡山のことについてはそのような事態になっていたとは気がついておりませんでした。
何せ、私の感覚では岡山県の民間放送FMは、開局のさいに設立希望が数百社あったという超人気ぶりで一本化がむずかしいという時代を覚えているだけに、盲点だったなあと思った次第でした。
岡山県はテレビについては瀬戸内海をはさむ関係で、香川県と特殊な相互乗り入れを行っていることもあり、テレビ局は多く、それに対し民間FMは1局と独占状態だと思っていました。
確かに、累積赤字解消のため9割減資をされているようですが、第三者割当増資はしていないようですね。こういうところですと、第三者割当で1億円増資するだけで経営権が移ってしまうようなものですから、いかに減資は劇薬かということを感じますね。
ただ、こちらは山陽新聞社あたりの地方新聞が、AM・TVとFMの両方に出資されているのではと思います。〈一度調べてみようと思います)
岡山のFM事情についてもう一度良くしらべなければと思うようになりました。どこも県域FMは大変なのでしょうね。しかしCFMより資本金が少ない状況とは「要注意」な感じはいたします。
普通9割減資というと最後のチャンス。99%減や100%減では、旧会社更生法の世界という感覚だったかなと思うのですが 非常に厳しいものがありますね
今後ともどうぞよろしくお願いします。

FM岡山の減資は10億->9千万円の91%減資でした。訂正します。

西川様、確かに、開局騒動当初は数百社も手を上げてすごい人気ぶりでしたが、今からしてみれば、そのときにまとまればまだマシだったのかもしれません。(お互いにつぶし合いをして結局お流れにしてしまった)

結局、岡山県には県域局の割り当ては不要と烙印を押されそうになり、回避するために慌てて開局したのが今の経営状況です。開局当時から黒字は中々難しいと言われ、開局初年度はご祝儀出稿があったのにもかかわらず、それでも年間で約1億程の赤字を垂れ流していました…

なんか、こんな話も何ですが、90%減資という最終手段(劇薬)を使ってしまったためこれから先悪く言えばいつ倒れてもおかしくない状態ですよね。

あや様
>年間で約1億程の赤字を垂れ流して
KISS-FMも、すでに地方自治体や企業から寄せられたお金が16億5000万円(設立時)と2億8500万円(平成7年の増資)の18億円強のお金(株式)が紙くずになろうとしており、さらに負債がかなりの金額〈負債総額6億7千万円。ただし放送をすればするほど増えるはず)になろうとしており、逆にお金が入りそうなのは清算のときに新会社から入る営業譲渡金の1億とその他であれば5億円ぐらいは損失が出る可能性もあるかもわかりませんので、KISS-FMは20年間で20億円以上のお金を食いつぶしたり他人に迷惑をかけたことになります。
少なくても、倒産の引き金となった粉飾をされたと各誌で報道されている平澤社長には、倒産時の資本金4億5千万円の株券を紙くずにした責任と、倒産の結果損をする結果となる債権者の金額を考えると10億円以上の社会的損失を起こしたことになるのではと考えられます。これについては、検察への告発などはどうなっているのか疑問です。
少なくても 多くの新聞が粉飾決算を問題にし、JFNなどもこの事実を追認し除名、KISS-FMは民事再生法申請のはずが、今や会社清算、事業譲渡となったのも、旧経営陣が6300万円での第三者割当増資を認めたため、さらに社長が次々と交代する異常な方向になったということは明らかなのですから。
忘れてはいけないのはKISS-FMは音楽放送局である前に「公共性のある報道機関」であることに疑いの余地はないのです。したがって、これら今回の事件をいかに総括するか、普通なら検証番組もあっていいはずだと思います。
先般、神戸市会議員の林英夫さん(元サンテレビ報道部長だったと思います)のブログで質問したことがあったのですが、9割減資をされて、さらに第三者割当増資の際に、神戸市などの地方自治体へは当時出資要請はなかったらしく、むしろ増資に至る説明責任を回避していたような印象を受けられておられました。
KISS-FMがもし神戸新聞グループだったらここまでにはならないという思いも感じられました。
私は、震災のドサクサにまぎれて何もなかったかのように経営を続けたのであれば、問題だと感じますし、今回のKISS-FMの清算は臭いものに蓋をするだけでなく問題を葬るのであれば、「同じことを繰り返す」のではと思います。

はじめまして KISS FM 負ののれん代というキーワードでこちらにたどり着きました
現在 深刻となっているこの問題に、1年以上前から指摘されていることに驚きました。
兵庫エフエムは、実は営業赤字であるのに黒字であるのは「負ののれん代」のおかげであるということがKISSの取締役の方がブログで報告されています。
負ののれん代を検索しますと、企業を格安で買収したとは思えず、そのからくりがこの記事でわかりました。旧キッス社は神戸市も株主でしたが、市長候補であった(次回も出られると思うのですが)人が、このような態度では困ったものですね。

kiss負の「のれん代」さん コメントありがとうございました
たしかにそのキーワードで検索しますとそのような動きもあるみたいですね。ただ、事実関係はよくわからないのですが、兵庫エフエムの横山社長はご自分のブログで旧KISS-FMの経営陣(元社長)に対し高額の損害賠償請求をされ、その金額が旧会社の債権者の方に回されるというような対応をされておられますので良い方向にむかっているのだと思っておりました。ビジネス上や経営判断上の問題であれば、TFMなどは順法的な信用ある企業ですからちゃんとしておられると思いますので、とやかく言えないことだとも思いますが、業界紙も続報を出しているので動きがあるのでしょうか?
また様子を見て新規記事を作成したいと思います

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