1/16神戸新聞夕刊 KISS-FM役員解任騒動 怒号、警官も出動
仕事柄、深夜に帰宅して神戸新聞夕刊を見ると いわゆる三面記事トップに、KISS-FMの記事(実際は11面であるが)
今回の記事は、撮影が写真部門のカメラマンの氏名入りという、これまで以上の力の入れようが感じ取れる。
新聞記事タイトルは KISS-FM 役員解任騒動 社員説明会が紛糾 新旧経営陣 怒号、警官も出動
警官7名が駆けつけて対応 社員の一人は「こんな調子ではスポンサーもついてくれない。」(記事より)
まさに修羅場ですね。写真はキッス社に入る横山剛新社長。どうやら警官出動の騒ぎになったので記事にしたのではなく
社員説明会に新社長が入るだけでもニュースになるのに紛糾したのでこのような記事になったのかそのあたりは良くわからないが
神戸新聞WEB 「役員解任のKiss‐FM 社員説明会が紛糾」
http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0002881526.shtml
文化通信 神戸地裁、ボルネオ社のKiss-FM増資差止め仮処分決定
http://www.bunkatsushin.com/modules/bulletin/article.php?storyid=39854
神戸地裁は15日、(株)SRCグループの横山剛代表が仮処分申請をしていた、HK INVESTMENT傘下「日本・ボルネオ・エネルギー」によるKiss‐FM KOBE増資引受の差し止めを認め、同日午後のKiss臨時株主総会でボルネオ社は議決権を行使できないとの判断を下した。
上記の日本ボルネオエネルギーの増資差し止めが無ければ臨時株主総会を開催するつもりだったのだろうが神戸地方裁判所の決定が都合が悪いため「流会」を宣言し退席したのだろう
このようなことは許されるのか疑問である。
参考WEB「株主総会招集手続きの基本的な流れ」
http://www.ipo-navi.com/closeup/stockholder/convene_flow.html
このブログでも過去に、城田前社長、相田社長は、個人として多くの株を所有しておらず
どの株主が支援しているのかと疑問を述べたことがあったが、やはり第三者割当増資先との関係だったということが明らかになったようだ
しかし、このような、増資の話を決めたのは今でも大株主でもある平澤元社長の決断で、その平澤氏も会長にという話がいつの間にか追い出され
結果的に粉飾決算疑惑を明らかにされてしまった。というより、粉飾決算を知りながら新経営陣はKISS-FMに入った可能性もある。
いずれにしても、粉飾決算疑惑についてはFM東京も認めたうえでの処置であることはJFNの除名処分理由からも明らかであろう。
ただし、粉飾そのものをしたのは平澤氏自身とは限らず、ネット上では別の方の行為が暴露されているが、真偽はわからない。
いずれにしても 運営資金が枯渇し、粉飾した責任は社長にあるとするのが一般的な人の見方だろう。
今回、株主の多くが現経営陣を支持しなかったのは、現経営陣のやっていることが怪しすぎたことであると思われ、
決して平澤元社長を支持したり、復権を模索するようなものではないだろう。
事実これだけの騒ぎを起こした原因の大半が平澤氏の経営手法にあったと考えている人が多いはずだ。
これだけ世間を騒がしておきながら復帰というのは世間が許さないだろう。
もっとも 現在のKISS-FMが存続すれば、平澤氏はFM東京に次ぐ第2位株主の地位におれるはずだ。売却や株を取られない限りは。
もしかするとKISS-FMは再起不能な状態にされているかも知れない。
それは平澤氏だけでなく、その後の事件の影響で信用が低下しているおそれがあるからだ。
私は、この数日の機敏な動きから、KISS-FMの新社長になられた横山剛氏の行動力に心から賛辞と祝福を申し上げたいと思っている。
PS アクセス急増中4/16だけで1,656アクセス、この数日1日1000アクセス以上を記録。本問題の関心の高さに驚いています
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コメント
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平澤元社長が復帰した場合KISS-FMは無視しましょう
投稿: | 2010年4月17日 (土) 11時44分
読ませていただけば頂くほど、訳がわかりません。
5月末でJFNのネット番組は完全になくなってしまうのでしょうか・・・?
本来なら4月末でもいいものを、わざわざ1月猶予をくれたようにも見て取れますがいかがでしょうか・・・?
投稿: とくながたかのり | 2010年4月17日 (土) 22時38分
とくながさん
今回の経営陣はFM東京の常務が入っています
今回、臨時株主総会で神戸地裁の仮処分がなければ、この役員刷新はありえなかったでしょう
JFNの処分は臨時株主総会の直前に出されたものですから、旧経営陣のままでしたら、この処分の最短ルートでネット打ち切り。私の予想では株主による法的整理などの強行手段も辞さなかったかもと思います。しかし、神戸地裁が仮処分決定していたのでFM東京の常務など新取締役が就任できましたので、彼らが再建できると判断されればネット打ち切りも回避できるようになっているのではと私は感じています。しかし、さらに事態が悪化していたりしますと最悪法的整理ということは神戸新聞の記事で新社長が言われているようになり、そうなると新会社を設立、放送事業譲渡などとなったり、100%減資か、最悪放送免許返上という最悪のシナリオです。1ヶ月の猶予はFM東京の用意した温情みたいなもので、内部調査でさらに醜いことになっておればFM東京も決断するはずです。FM東京常務がKISS取締役となるのは筆頭株主としての社会的責任から努力されておられるはずで決して、粉飾をしていたとされる元社長の平澤氏を援護するなどはしないと思います。普通の常識で考えれば。
投稿: 西川敏弘 | 2010年4月18日 (日) 01時59分
やはり、1月の猶予を温情と見られますか・・・。
私は個人的には、正直AVANTIを聴くくらいで、あまり困りませんが、おそらく実質的に独立局でなくなった時点で、当時のキスナーの人たちから見れば、死んだに等しかったのでしょうね・・・。
最近はこの関連の話題が多いので、そろそろそれ専用のカテゴリーを作られるのかなぁともみておりますが、いかがでしょうか・・・?
投稿: とくながたかのり | 2010年4月18日 (日) 15時02分