KISS-FM設立のころ
KISS-FMについては、ファンサイトも皆無であり、独立局時代の話題を取り扱うWEBサイトも多くは閉鎖されている状態である。
私はラジオ関西のファンサイトを作る関係で、かってのKISS-FMの栄光も知っているが今までこれを広く取り扱うことをしなかった。
しかし、この数ヶ月、JFN加盟後の醜聞や粉飾決算疑惑も広まる中、開局直後のKISS-FMを取り上げることも、地元兵庫のメデイアを愛していたものとして思い出を語ることも良いことではないかと思うようになった。私がKISSの記事を書くと悪意があるように取られることもあるが、これらはきわめて心外なことである。
私から見ると、JFN加入は正気の沙汰とは思えないものであり、良くエリアを同じくするFM大阪がJFN加入を承認したものだと思ったものである。
これは、かってのラジオ関西が、NRNに加入しておきながら良いプログラムは大阪局に取られ、プロ野球も、RFラジオ日本の巨人戦を選びNRNを事実上除名されたという歴史の背景を
考えると、また神戸放送がラジオ関西として大阪進出をしたことはどのような意味があるかを考えれば、わかることであろう。
1991年KISS-FM会社概要転載
KISS-FM編成コンセプト Seaside Oasis tha't Kiss
For Your mind Cruising
(1)女性的感性 (2)普段着の国際性 (3)洗練された快適性
人間の気分は曜日や時間・天候などさまざまなファクターによって左右されるもの
こだわった音質はレコーデイング・クオリテイ イギリスの二ープ社の製品を導入したということです。
なお、開局当時のサービスエリアは少なく、それでも1573万人
これは、大阪府をほとんどをエリアにし、これは東京エリアをはるかに凌ぐ数字で女子大生の比率が高い(当時神戸が全国1位)・短大大学進学率も全国2位というデータが出ています。
この頃の会社概要のパンフレットは非常に立派なものです。番組表と同様、写真家の井川宏之先生の写真が使われているようです。
このころ発行されたKISS-FMのステッカーの画像は次の通りです
ただ、忘れてはならないのが、KISS-FM開局の頃は、いわゆるバブル経済のころです。兵庫県でもラジオ関西などは最高益を出していたころなのですが、その後バブルもはじけてしまいます。
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コメント
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http://ipr0900.blog68.fc2.com/blog-entry-117.html
設立時の社長さんのコメントでしょうか・・・?
私は当時この局の熱心なリスナーではありませんでしたが、お気持ちはわからないではありません。
やはり放送の現場は、こういう熱意のある人でなければいけませんよね。
投稿: とくながたかのり | 2010年4月18日 (日) 21時49分
そのWEBページについては
2010年2月21日 (日) hiroさんのコメントで紹介「1993年からの兵庫エフエムラジオ放送社長さんのブログ」
として紹介されています
http://jf3mxu.cocolog-nifty.com/blog/2010/02/kiss-fm-6297.html#comments
この方もダイエー出身だとおもうのですが、企業の根本的な姿勢について問うような、きわめて良心的な方と私はおもっております
投稿: 西川敏弘 | 2010年4月19日 (月) 00時11分