Kiss-FM 粉飾疑惑で経営調査へ(FM東京)神戸新聞記事より
2月19日付神戸新聞朝刊によると
FMラジオ局「Kiss-FM KOBE」(神戸市中央区、キッス社)に粉飾決算があったと指摘されている問題で、同社の筆頭株主、エフエム東京は22日から2日間、キッス社の経営実態調査を実施すると発表した。
http://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/0002723660.shtml
エフエム東京によると、昨年秋からキッス社に「粉飾の懸念がある」とし調査を再三提案したが、拒否されたという。(上記WEBより引用)
昨年秋というと、旧経営陣のときであろうか。調査拒否というのは、先日紹介した神戸市議の林英夫さんのWEB記載内容の神戸市への対応と似通っている対応である。
なお、日本ボルネオエネルギー社への第三者割当増資を計画を立てたのが新社長であるということがこの記事でも明らかになった。
FM東京の経営実態調査の結果、粉飾が明らかになればFM東京は支援をするのだろうか。
それとも、現在の社長を辞めさせることになるのだろうか。
JFNの公式WEBページを見るとJFNの役員には監査役としてKISS-FMの元社長が就任している。
http://www.jfn.co.jp/jfn_top/company/
すでに監査役を辞めているのかもしれないが、FM東京の調査拒否をしたのがJFNの監査役だったというのでは困ったものだ。
FM東京が粉飾疑惑を持っていたとすると、なぜそのとき解明できなかったか。仮にもJFNの監査役を任せているのだから拒否はひどく普通ではありえないのではと思う。
また、明らかになった給料の未払い問題、各種下請けへやJFNへの支払いなど問題は解決されていないのではないだろうか。現社長も追い込まれると強硬な手段に打ってでるのではないかと思う。
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新社長は自爆行為をしていると思います。
現職役員を告発するというのもできることなのかな?
それよりも時間だけが過ぎていきます。銀行のほうは大丈夫なのかな。?
投稿: サウンドクルーは転職活動 | 2010年2月20日 (土) 03時33分
ラジオやFMの聴取率調査期間になると、民放ラジオ各局は、この期間中の主要番組で、豪華な景品や番組への特別ゲストを並べるなどして競い合っています。これをめぐっては、「この時期にだけお祭り騒ぎばかりやっているのは、いかがなものか」などというリスナーからの批判が根強くくすぶっているようです。
ここ数年、これに似たような傾向が、地上波民放テレビのプライムタイムの番組で、時として露骨に現れているようです。
それは、春秋の番組改編期の期末や期首、年末年始以外の時期にも、レギュラー番組の2時間スペシャルが編成される事が多くなっている事です。
「強化週」「戦略的特番編成週」とか呼ばれるように、2月、5月、7月、11月といった時期の特定週間に、視聴率の一段のアップをねらい、特定人気番組の2時間大枠スペシャルを毎日のように編成するものです。
近年、このような編成が増えた結果、本来定曜定時編成で当たり前のはずのレギュラー番組が、毎週放送ではなくなったりして、レギュラー番組の体をなさなくなってしまう事が多くなるなど、弊害が噴出しています。また、これらの番組の多くは、時間枠が広がっている分、内容が間延びしてしまうきらいがあります。
最近の民放キー局は、まるでトーナメントを勝ち抜きに行こうとするのと同じ感覚で世帯視聴率をドン欲に上げたいという気持ちばかりが先行しすぎる印象があるようです。
これは、売り上げの極度な不振に苦しむ百貨店が、目先の売り上げ拡大のためのカンフル剤として「特売ワゴンセール」を乱発しているのと相似形だと思います。そればかりか、私は、このような大枠スペシャル番組を舞台にした「視聴率買収事件」が、いつか、どこかのキー局で表面化しかねないのではという、懸念を抱きたくなります。
西川さん、どう思いますか。
投稿: らぶSun | 2010年2月20日 (土) 19時49分
「視聴率買収事件」のとき、根本的な対策は電波の開放という議論もあったようですが、テレビとラジオを同じ土俵に乗せるのもむりがありますし、現在の周波数状況を「空いているので開放すべきだ」とするのは、電波のことを本当に知っているのかと思うようなこともありましたが、視聴率・聴取率調査だけが価値判断の基準になり、それがすべてのような取り扱いにも無理があるように思います。たとえば、外国人向けFMラジオ放送、かっての教育放送局に、視聴率・聴取率調査が必要なのかということも考えなければならないのでしょう。もっとも外国人向けFMラジオなどが民間放送でやっていけるのかということも考える人が出なければと思います。
投稿: 西川敏弘 | 2010年2月21日 (日) 22時21分