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2009年8月26日 (水)

民放県域FMについて思うこと

ラジオ関西は兵庫県の民間放送である。AMラジオ局の単営局であるが関西テレビやサンテレビの設立には神戸新聞グループの放送企業として親会社の側に立った。当時の神戸新聞社長が、関西テレビの副社長を兼務したラジオ関西の田中社長であったことは各社の社史を見ればよくわかり、県域UHFの開局によりサンテレビへと軸足を移すのは サンテレビの経営をするのには同じテレビ局である関西テレビの経営に携われないという政策の関係であったはずだ。

テレビ・ラジオは別物として考えるためラジオ・テレビの両方を免許を受けることはできるが、新規参入を保護するためか、新しく与えられた放送局の枠組みには古くからの放送局とは別の会社、別の株主構成とせざるを得ず別会社であるサンテレビが設立されたという面があると思っている。というのは放送局設立をしたい企業を一本化する過程で、株主となるチャンスが生まれ、黎明期の放送局が儲かるものという前提では経営に参加したい企業が多いのは当然であっただろう。

しかし、現実には放送局が必ず儲かるものではなく、地方の放送局は苦労されており、サンテレビもいったんダイエー系列となって、また神戸新聞のグループになっていることは周知のとおりである。

一方FMラジオについては、AMラジオと同じラジオカテゴリーとして、民間放送AMラジオ局にFMラジオ局を免許することはなかった。ただし、かってのAM局の極東放送(たしかここはRFラジオ日本の野球中継をしていたと覚えている)がFM沖縄に移行すなわちAM免許を捨てることがFM開局の条件のようになった。ただし、中波AMの放送周波数は混雑しており、これ以上中波AM局は作れないぐらいになっており、AM局でも一部地域ではFM放送による中継局が認められるようになってきている。

ラジオ関西は音楽局であり、社史でもFMラジオ局の免許申請もしている。もっとも当時はAM局はそのままでFMを別に開局したいという意味であったと考えられる。

FM大阪の開局のとき、また、KISSが開局のときラジオ関西は今以上に音楽放送局であったと思う。もし当時の田中社長がめざした AM放送事業をしながら、FM放送局を開設できれば もう少し様子が変わり、現在のようなFM東京の支局みたいな県域局ではならなかったようにも思う。FM東京が大株主として地方のFMを支配しているのであれば1社に複数の同種類放送局免許を与えていることになり、地方にとっても好ましいことではないのではと思う。

現在のような放送業界にとって不況期は厳しい時期であり、事実このブログの検索キーワードでも ○○FM経営危機・ラジオ○○経営危機なども非常に目立っている。これらは事実とは違うと思うようなものが多いが検索するとそのような話題もあり、また最近のその放送局の動向がリスナーの憶測を呼んでいるのではないだろうか。

地方において地方新聞社を中心としてAM・テレビのグループと、地方新聞以外の企業とFMの組み合わせの現状では、報道部門どころか制作部門も持たないFM局では魅力がなく、むしろ地方AM局とか地方新聞社、県域UHF局の力を県域FMの経営をさせないと結局営業力のある大都市部FMしか残らないのではと思う

すでにAMとFMは同じラジオとするのは無理があり、極端なことをいえば 兵庫県域のFMをラジオ関西のサイマル放送+独自にしたほうが競争力が増えると思うのは私だけだだろうか

もっとも 現在は民間放送には大変な時期なので考えられないようなことかも知れませんが・・

あくまでラジオ関西ファン視点なので割り引いてお読みください

結論 現在の各地の県域FMの経営がもしも今後むずかしくなったときはFMの統合ではなくAMとか地元メデイア等にゆずることも考えるべき。

参考事項

総務省 電波利用ホームページ
マスメディア集中排除原則について
http://www.tele.soumu.go.jp/j/sys/media/index.htm#4000028
一般放送事業者(委託放送事業者を除く。)の議決権を10分(じゅうぶん)の1を超えて有する者及び委託放送事業者並びに電気通信役務利用放送事業者の議決権を3分(ぶん)の1以上有する者
http://www.tele.soumu.go.jp/j/sys/media/index/chizyou.htm
(株)ラジオ関西の大株主は神戸新聞49.6%
(株)サンテレビジョンの大株主は神戸新聞45.4%兵庫県18.6%、神戸市17.3%
(株)Kiss-FM KOBEの大株主は(株)エフエム東京と個人1名であり、10%以上の県下自治体、企業名はない

 
ところがKiss-FM公式WEBでは
http://www.kiss-fm.co.jp/pc/company/company_index.php
兵庫県・神戸市・姫路市・尼崎市 兵庫県下主要企業
とあり、郵政省発表のものと違いがあり、筆頭株主(株)エフエム東京を隠しているようなイメージを受ける。

なぜFM東京が大株主か 規制緩和の影響か

まず以下の参考リンクをお読みください

米国で進む“メディア集中排除規制”の緩和,本音は早期のデジタル放送化
http://itpro.nikkeibp.co.jp/members/ITPro/USIT/20030608/1/
「一つの企業がたくさんの放送局や新聞社を,一手に所有することを禁止する」というのが,この趣旨である。「テレビ局や新聞社はなるべく,バラバラに分かれて存在するのが望ましい」という意味。
この「集中排除原則」が,日米共に緩和される方向に動き出した

やはりFM東京のKISSーFM支配は 米国流をめざす新自由主義小泉改革の影響なのか。そういえば竹中平蔵氏も私的諮問機関で集中排除原則の緩和を言っていたのではと思い出した

話は違うが 家電量販店の上新電機(この店は私は好きな店であるが)では「地元関西資本は上新だけ」という店内放送が目立つ。その観点からいうとKISS-FMのWEB表示も地元志向・地元重視であるという現れなのか?。このあたりの判断はお読みになった方々の判断におまかせするしかない

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コメント

政権交代により放送法の見直し云々かんぬんが伝えられています。

テレビだけなのでしょうか?
ラジオもでしょうか?

その他、デジタル放送、衛星放送も絡んでくるのでしょうか?

どのような意図を持っているのか、
注視していかないとあきませんね。

MASAさん
たしかに民主党は、メディア集中排除規制”の見直しに言及しているようです。
このあたりは、自民党のものとどこが違うのかわからないのでよく見ておきたいと思います
私は、このあたりで気になるのは「道州制」と県域放送の影響です。経団連の提唱する「道州制」は自民党の公約に入り、民主は入っていません
私は、勉強不足のため、地方分権=道州制導入という図式が理解できておりません。兵庫県知事も道州制に慎重な姿勢ですね。道州制ですべてが良くなるという論調は「郵政民営化」とか「政権交代」という単純なキャッチフレーズの先行が何かひっかかります。
特に、このようなときでも経団連は道州制にこだわり、民主党に協議につくよう要求するとともに自民党に期待するという声明も出されています。
経済優先の立場はわからないではありませんが、派遣切りを率先した企業のトップの方であるので世論の反応はさらに悪い方向に向くのではとさえ思います。あまり報道されないカリフォルニア州の破綻問題などがネットでは知られる現在、必ず道州制や移民の問題など経済界の求めるものが選挙で有利とは思えないことがあります。
そういえば、竹中平蔵氏が、選挙中派遣業界の大手のパソナ会長になったのも信じられない感があります。
竹中平蔵氏に「格差が広がる」と対決していたのが公明党の神崎代表でしたが、今となってすごい方もおられたと気がつきました

http://www.47news.jp/CN/200601/CN2006012001001112.html

もっとも、小さな政府で格差が広がるとは思えないというのが竹中氏側の言い分でしたが。

今回の選挙で公明党や国民新党という中道的政党が力を落とし、小選挙区制・比例並立の現在の制度では大政党に消された感があり、少々残念に思うとともに、このような選挙制度でいいのかとも感じるようになりました。すべて選挙区ではなく比例代表・政党への投票となると、一票の格差は無くなるのかも知れませんが地方の声が届かなくなるようになるとも思えます

過去の自民党は、中選挙区でいろいろな派閥が競い合い結構いろいろな考えの政治家がいたように思いますが、小泉時代以降は特定の派閥が郵政で刺客を送るなど「殺伐」とし、逆に民主党には右から左までおられるようで、過去の自民党田中派+αと旧社会党の方々を加えたようなもので、外国の政党と比べそれほど決定的な違いがみれないように思えます。

琉球放送ではなく、確か極東放送だったかと・・・。

KISSーFMはバカな経営者のせいで、
あのような形になったと、ブログで教えていただいたことがありました。

私もKISSーFMについては一度だけ取り上げました・・・。

どちらにしても、KISSがコケてくれたのは、ラジオ関西サイドから見れば、助かった、ということなんでしょうね・・・。

さて、以前危惧されていたラジオ関西平日夜の10時台ですが、この秋から仕方なく自社ブラのようですね・・・。

やはりABCに脅されたということなんでしょうね・・・。

午前0時台にレコメンでも放送していたなら、少しは状況が違っていたのかも知れませんね。

長くなりそうですので、今日はこの辺で。

とくながさん おひさしぶりです
ご指摘ありがとうございます
早速本文を訂正しました。後で読み返すとミスがわかる内容なのに大変失礼しました。

KHR極東放送は、ラジオ関西、岐阜放送と並ぶRFラジオ日本の野球放送をネットしていた放送局でした。(同じ名前での極東放送とは別物でしたよね)

さて、KISS-FMについては、神戸新聞100年誌P586によると平成7年3月に株所有比率減少で神戸新聞グループから消えたことが記載されています
株式売却とは書いていませんが、増資による所有比率減少(新たな出資をしない)が考えられますが、この時期の増資というのに今から思うとそれなりの事情があったと感じるようになりました(増資というのは必ずしも優良企業だけがするものではなく、財務体質を改善する場合もありますから。ただしその後失敗を繰り返すと・・あまり考えたくないですよね)

さて、KISSの経営陣は以前のダイエー時代サンテレビと一部重複するようなイメージがありますね。

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