神戸百景のラジオ関西とほぼ同じデザインのQSL(昭和38年頃)
先日あるアマチュア無線関係の方から情報提供をいただいた
故山田耕嗣先生の「ベリーカードコレクション」(三才ムック)にも昭和38年発行と紹介があるラジオ関西のベリーカードである。
先日見た「神戸百景」(川西英 1962)とほぼ同じデザインである。
神戸百景展のものを撮影したものではありません
もちろん右下にあるサインと印は川西先生と間違い無いと思います。
ただし、印刷の色数が「神戸百景」のものとは違うように思うのと、JOCR 560Kc TNX FR UR QSL ラジオ関西という文字は神戸百景のものには無いので新たに作られたのかも知れません
疑問に残るのは この国際信号旗は「JOCR 560」ではなく「JOCR 1490」(つまり開局当初の周波数)ということです。もちろん素人には気がつくわけがないのですけど・・
その後 1970年代のラジオ関西のQSLは淡路島(松帆の浦)の旧送信所や、六甲山にラジオカー(ポップカー 開局25周年に生まれたらしい)の写真の時代が続いている。
また、ラジオ関西はエリア外にベリーカードを発行しない時期もあったのでこのあたりも少し深くみてみたいと思う
なお ベリーカードコレクションは三才ムック210「ラジオマニア2008」の別冊付録である。山田先生はアマチュア無線家でもあり、私も一度友人の紹介でお会いしたことがある。ラジオマニアの道では超有名人であった。最近訃報を知ったところであるが非常に残念である。この雑誌はぜひ一度購入されることをお勧めしたい。ラジオ神戸時代など昭和30年代までの民間放送QSLの図鑑である。
« 10月~11月に得た賞状(一部) | トップページ | 大津祭写真コンクール入賞通知 »
コメント
この記事へのコメントは終了しました。
西川さん、民放テレビキー局や、大阪の準キー局は、今や末期的な完全に大企業病に蝕まれてしまっているようです。
★上層部の顔色ばかり向いている、いわゆる「ヒラメ官僚」的な幹部が多くなった
★取締役会での活発な議論がほとんどない
★役員の多くが自分の担当セクション以外に口を出さない
★何より、幹部が番組制作の現場にほとんど行かなくなった・・・・
日本の民放テレビは、多くの産業界が取り組んでいる「選択と集中」というキーワードに、無頓着すぎるようです。何より、バブル期以来、早朝から深夜まで番組開発が広がりすぎた弊害で、プライムタイムの番組でも小粒になってしまっています。広告収入が大きく落ち込んでいるところでなされている制作費カットのやり方が一律的なため、番組投資がますます分散し、ヒット番組がますます出なくなる「悪魔のスパイラル」に陥っています。民放テレビ各局は、今こそ、骨太な大型番組に重点投資する「メガプログラム」を推し進めるべきではないかと思うのですが・・・・
投稿: らぶSun | 2008年12月 1日 (月) 20時17分
らぶSunさん いつも興味深いコメントをいただきありがとうございます
以前の掲示板であれば新しい話題を提供いただくのも敷居がそれほど高くなかったと思うのですが、このブログになってからは、良い方法がないのでご迷惑をかけていると思います。ゆくゆく掲示板も復活と思うのですが以前の嫌な「荒らし」的トラブルの影響でこのような形になっています
らぶSunさんは、かなりの事情通で、おそらく業界内部の方と思うのですがそれだけに、現状の憂いがよくわかるのでしょう。残念ながら私にはそこまでの実感がないのでお聞きして「なるほど」と思うことがほとんどです。しかし、一般論ではありますが民間放送は公的な要素をもつ企業ですが、それは公共の電波を利用し、免許制という枠内で、キー局などは今まで大きな利益を上げてきたと思うのですが、昨今のインターネットによる放送などが台頭してきたり、企業の広告費もテレビ放送に占める位置づけなどが変化していることを伺ったことがあります。(もちろんローカルTVやラジオ局などでは考えられないような次元の話がキーTV局にはあるのでしょう。
一方新聞も夕刊を廃止にするところが出だしたり今までのマスコミの姿が変化しつつあるのかとも思います。もちろんその原因は広告不足やコスト高による経営が成り立たないのでそのような形になっているのかと思います。
投稿: 西川敏弘 | 2008年12月 2日 (火) 01時12分
関西テレビの番組「発掘あるある大事典」が、ねつ造問題が表面化したため打ち切りに追い込まれてから2年近く経過しようとしています。
この「あるある大事典」の放送時間が、日曜夜9時だった事もあるのでしょうか、視聴者の中には、この事件をきっかけに、「これからは日曜の夜はテレビを消してラジオを聴こう」と思う方もいらっしゃるのではと思います。
ところが、ラジオ関西を含めて、大阪や東京の中波ラジオの現在の日曜夜の番組は、かつての輝きを完全に失った毎日放送の「ヤングタウン」をはじめ、何か聴取意欲をそそれない印象があるようです。昭和61年秋、文化放送で「日曜の夜はテレビを消して」をキャッチフレーズにスタートしたジャーナルトーク番組「落合恵子の・ちょっと待ってマンデー」は、番組スタッフの女性の積極登用や、硬派の内容が評判を呼び、中波ラジオ番組の潮流となりました。こうした番組に相当する、女性スタッフを積極登用したジャーナルトーク番組が、いつかラジオ関西で日曜のプライムタイムに登場する事を期待する声が、出てもいいのではと思います。西川さん、どう思いますか。
投稿: らぶSun | 2008年12月 2日 (火) 19時40分
らぶSunさん
私はテレビとラジオやインターネットが、現在では同じ条件で競合できないと思います
テレビは人間を拘束してしまいますし、視聴覚を集中させることで効率の良い情報伝達をするかもしれませんが、悪く言えば見方によっては考える力を失うように思います。一方ラジオは人間の仕事や学習をしながら聞くことが出来るものであり、悪く言えばわかりにくいものでもありますし、安あがりなメデイアです。したがって経済的な勝負で勝てないことは今更いうまでもなく、ラジオ関西のような地方局では、いくら良質な番組でもスポンサーがなければ消えていくという悲しい思いをしながらリスナーを続けているといっても過言ではないでしょう。
しかし、そうしないと悪く行けばその地域の大切な放送局というメデイアを失うことになる可能性もあります。
古くは京都の放送局がイトマン事件に巻き込まれたことで、局免許が危機に瀕する可能性があった(確か短縮されたか条件つき再免許)こと、兵庫県でも某民間放送FM局が開局当初のような姿からかけ離れ、東京FMの中継局のような放送になったことを考えると、ラジオ関西はAM地方局の範疇では考えられない準キー局なみの自局制作をしていることは評価すべきであると思っています。(他の地方局を聞くと違いはあると思いますし、場合によっては大阪の局より良いと思います)
したがって、理想論はそうのようなことを考えることもできるでしょうが、日曜の「名曲ラジオアワー」が終了した現状のラジオ関西に、とてもそれ以上のものが期待できないというのが正直なところです。
もし、本質的にその文化放送の番組がよければ今でも残っており、テレビに勝っていたはずでしょう。文化放送のようなフジの親会社をお続けて財政力のあるところでもその現状なのでしょうから、残念としかいえないのですが今までにやっていない番組は期待できないし、期待している人がいるのか?とさえ思います(ラジオ関西の方には悪いのですが、悪口のつもりではないのですが正直)。むしろ、私は「名曲ラジオアワー」や「青春ラジメニア(昔のような生で2時間の形態)のような番組が縮小される現状の方が個人的には良くないと思っているのですが、リスナーの思いとは違うところで決まっても、局の方針なのですからある程度は見守ろうと思うという気持ちなのです。
投稿: 西川敏弘 | 2008年12月 4日 (木) 03時40分
2回目のコメントになります。
>また、ラジオ関西はエリア外にベリーカードを発行しない時期もあったのでこのあたりも少し深くみてみたいと思う
私、まさにそうでした。
1977年頃、まさにBCLブーム真最中でしたが、
当時住んでいた鳥取県倉吉市より受信報告を送りましたが
2~3日程で「サービスエリア外にはベリカードを発行しておりません、当社の独善的な対応をお許し下さい」
というような内容の返信ハガキが届き、とても悔しかった想い出があります。
(「サービスエリア」の記述はもしかしたら「マーケットエリア」だったかもしれません)
当時から報告書を送るマナーとして、「切手を貼った返信用封筒を同封する」というような事は常識でしたので
発行しないのは経済的というよりは、事務的な事が理由だったのかもしれませんが。
しかし、鳥取は但馬地域とだけですが兵庫と接している一応「隣県」でもあり、
当時は海外混信もそれほど多くはなく弱いながら1日中受信出来ていた(逆に昼がよく聞けた)
ので何で?と感じていました。
また、希望していたので番組表が同封されていましたが
そこに出ていたサービスエリア図には鳥取県が半分位エリア内に入っていたのですがね・・・(苦笑)
その頃はラジオ関西の鳥取の地元局とも在阪局とも違う、オトナな雰囲気が好きで聞いていました。
投稿: KINTA | 2008年12月15日 (月) 02時36分
KINTA さん 貴重なお話ありがとうございました
ラジオ関西のエリア外QSL発行中止のことについては、私たち地元アマチュア無線家はいろいろな疑問を感じていあtことを覚えています。
というのはラジオ関西は非常にリスナーフレンドリーの高い会社で、無線マニアの団体である日本アマチュア無線連盟の兵庫県支部総会にはラジオ関西のアナウンサーが司会として参加されたり、総会会場にラジオ関西ホールを行ったりした記憶もあります。また、当時は某市提供の番組では、花のタネをハガキを出せば必ず送ってもらえたという時代もありました。もっともスポンサー付きとはいえものすごい作業量でしょうし、番組表も貰えました。「ダイヤル編成のラジオ関西」という一般の人間には意味不明なスローガン?も今でもおぼえているぐらいです。
私は、このことからも単に事務能力や、金銭的なことで他エリアにはQSLを発行しなかったのは、それ以外の事情があったと睨んでいます。すなわち、あえて良好な受信レポートを認めるようなカード発行を避けたという見方です。というのは、断りの返事がハガキ印刷されており返送費用・事務負担は実はほぼ同様のことで、それに、相手が感じるマイナスイメージを考えると、カードを発行していたほうが何かと有利であるからです。それ以上の理由があったと私は睨んでいるのですが、このことは又、ちかいうち新しい話題として取り上げてみたいと思います。貴重な情報ありがとうございました。これからもよろしくお願いします
投稿: 西川敏弘 | 2008年12月16日 (火) 03時30分
西川さん、レス有り難うございます。
なるほど、事務的な理由でも無さそうですね。
また、西川さんの考察を楽しみにしております。
私は現在は東京在住ですが、今朝は情報アサイチを聞きながら朝の支度をしておりました。
電波状態も冬モードになってきており、
東京でも朝7時位まではなんとか楽しめる程度の受信が出来ます。
投稿: KINTA | 2008年12月17日 (水) 10時08分