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2008年10月21日 (火)

ラジオ関西の放送区域(2)近畿一円を放送区域といえるか?

県域放送といわれるラジオ関西に「大阪府はじめ近畿一円を放送区域」ということができるのだろうか?このことは多くの方々からメールをいただいている内容です。確かに電波は届くのはわかっているとしても・・何か疑問が残る問題です

結論からいうと県域放送といわれるラジオ関西は大阪府はじめ近畿一円を放送区域として電波法上(当然放送法はそれにリンクされています)認められていると考えられます

このあたりは非常にややこしい問題ですので整理しておきましょう

放送法第51条の(放送番組審議機関)規定では
放送区域のことについて
http://www.houko.com/00/01/S25/132.HTM

「放送局の放送区域(電波法第14条第3項第3号の放送区域をいう。」
とあります。(これが放送法の放送区域が電波法上の放送区域と同じという根拠になります)

電波法第14条は無線局免許状に関する規定であり、第3項第3号には 放送をする無線局の免許状には「放送区域」が指定されるとあります。

第14条 総務大臣は、免許を与えたときは、免許状を交付する。
免許状には、次に掲げる事項を記載しなければならない。
(中略)

放送をする無線局の免許状には、前項の規定にかかわらず、左に掲げる事項を記載しなければならない。
1.前項第1号から第4号まで及び第6号から第11号までに掲げる事項
2.放送事項
3.放送区域

すなわち「放送区域」とは 無線局ごとに設定されているものです
ラジオ関西でもjocrとjoceは当然別のコールサインですから別の無線局です。
当然ですよね周波数、電力、設置場所も違うのですから

放送局の開設の根本的基準 という「規則」があり
(昭和二十五年十二月五日電波監理委員会規則第二十一号)
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S25/S25F30901000021.html
第二条第11項に「放送区域」の定義がされている この中で中波については
(1) 中波放送を行う放送局
放送局の電界強度が、次の表に掲げる電界強度の範囲において総務大臣が告示する値以上である区域とされ

表中「低雑音区域」というところに 0.25ミリボルト/m というものがあるわけです

これが サービスエリアと俗にいわれるものです

低雑音区域というのは周囲の雑音が低いところであり、そのような場所では電界強度が弱くても受信可能という意味です
一方 都会地などは「都市雑音」と俗に言われるようノイズが多く、0.25ミリボルトでは受信できなくなる場合が多いので
これを サービスエリア、法定エリアと呼ぶ一方、一日中良質の電波が届く場所として、電界強度5ミリボルト/mを基準とした「マーケットエリア」なるものがあります
ただし、この用語の法的基準については私は根拠を知らず、いまのところ調べ上げていません

参考web
http://www.obc1314.co.jp/company/area.php
これによると ラジオ大阪の放送区域が示されているのですが

ラジオ関西の番組表にあるサービスエリアとは大差ありません

むしろラジオ関西のほうが広いようにみえますが如何でしょう

近畿一円をマーケットエリアとし、法定上の「放送区域」(サービスエリア)も東は愛知県のほぼ全域から、西は広島県まで延びるラジオ関西の放送区域の地図は、番組表に公開されており電気通信管理局でも正式地図は閲覧可能のようです

公式webにも

「中波ラジオ単営社として民放初期より関西一円を サービスエリアに放送活動を行なう。」 とあります

http://jocr.jp/company/index.html

なお、無線局として「放送区域」が決まっている以上、大阪府に放送するのは当然合法なのです。電波法には県域放送の概念がありません。

一方、問題の「放送対象地域」というのは、放送法第2条の2(放送普及基本計画)において定義されているものであり
http://www.houko.com/00/01/S25/132.HTM
2.協会の放送(協会の委託により行われる受託国内放送を含む。第32条第1項本文において同じ。)、学園の放送又は一般放送事業者の放送(協会の委託により行う受託国内放送を除く。)の区分、国内放送、受託国内放送、国際放送、中継国際放送、受託協会国際放送又は受託内外放送の区分、中波放送、超短波放送、テレビジョン放送その他の放送の種類による区分その他の総務省令で定める放送の区分ごとの同一の放送番組の放送を同時に受信できることが相当と認められる一定の区域(以下「放送対象地域」という。)

昭和63年郵政省告示第660号により「放送普及基本計画」により、広域圏などが定められたようである
なお、インターネット上にある各種情報を検索してもこれを「放送区域」と混同しているような記載も見受けられる
「放送対象地域」と「放送区域」は、違うものとしての理解が必要ではないだろうかと思います

http://wpedia.mobile.goo.ne.jp/wiki/356318/%8B%E6%88%E6%8AO%8D%C4%91%97%90M/1/

したがって、ラジオ関西は県域放送なので「放送普及基本計画」によると大阪府は「放送対象地域」とは読みにくいわけです

しかし、電波法による「放送区域」は無線局免許状の通り現状通り「近畿のほぼ全域をサービスエリア」とする表現はできるであろうと思います

このことから 当然大阪府はラジオ関西JOCRの放送区域=サービスエリアと称することについては問題のないのではと思われます

なお、当方も従来からこれらの用語を俗語として使用していたため一部混乱する表記もあったことと思います。お詫びして訂正するとともに、今回このような説明をいたしました。今後このあたりを十分注意していきたいと思います

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コメント

こちらには、改めて伺います。

難しい内容のようですので。。。

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