画像の比較実験
左の画像は、前回お話した2台のデジカメ。ニコンのものは正真正銘の一眼レフ約1000万画素。それに対しフジフィルムのFINE-PIXは900万画素で外見や操作は一眼レフであるが、ネオ一眼というレンズ交換はできないもの。雑誌ではスーパーズーム機に分類されたり、コンパクトデジカメの仲間とされることもある。写真では同じぐらいの大きさに見えるがフジのは28-300mm換算(35mm換算)。それに対しニコンのD80についているのは18-70mmと表示があるが、実は35mm換算では1.5倍しなければならないので27mm-105mmとなるので、これを超えるものはレンズ交換となる。しかもフジは重量も軽い。実はこのフジの本体価格は、このニコンのレンズぐらいの販売価格である。といっても、このネオ一眼は安いといっても、いわゆる一眼の入門機+低価格のレンズキット付きより少し安い程度である。ファインダーも鏡のものではなく電子化されたもので、液晶を見ながら撮影できたり、露出補正をかけた状態を見れるというのが発売当時の売りであったと思う
これだけを見ると私がはじめこの機種を選んだ理由がよくわかると思う。
次に画像を同じものを同じ条件で撮影してみると意外なことになる。撮影モードは絞り優先でF4.5にして撮影したものです
まず フジのネオ一眼から (画像の内容は私の身の回りにあったものを。。 前列にピント位置にしていますが)
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次に 一眼レフのものでは
WEB用ですので、かなり縮小しておりますが、クリックしますと大きくなります。
その結果フジのネオ一眼では前列の画像と後列の画像がそれほどかわらず映ります。それに対し一眼レフでは、前列ははっきり映り、後列は明らかにボケが出せています。WEBで見やすい画像と、写真プリントに出したもので綺麗な画像となるのは違うようです。
なお、ネオ一眼のレンズの明るさは開放F値がF2.8 上記の一眼レフのレンズの明るさの開放F値はF3.5という条件でやっています。しかし実際神戸港などで日中撮影しますとさすがに一眼レフは、違った良い写真になります。というのも一眼レフではF16とかF20というような絞込みが可能になるのですが、ネオ一眼ではF8やF9ぐらいしか絞れません。これは、レンズの構造などを見ればなんとなく納得できます。デジタルズームなんかですとさらにフォーカス・ピントが甘くなっているように思えます。
最近では、コンパクトデジカメでも1000万画素を越えるものもありますが、確かに大きく印刷するときは有利でしょうが、画素数の大きさときれいな画像というものも違うようです。重たい交換レンズを持ち歩くのもそれなりに意味があるのだと改めて思います。
なお、上記の2台のカメラを並べて撮ったのはキャノンのコンパクトデジカメです。私は特定のメーカーをそろえているのではなく買うときはスペックの数値を見るようです。そのため感覚的なことや、意外な落とし穴にはよくひっかかり失敗して気づくものです。しかし、失敗は成功のもと、失敗してはじめて身をもって理解することも多くありますから
(1/6 実験画像を変更しました。出来る限り同じように映っているようにしたつもりですが)
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