徳島のテレビアンテナから感じたこと
今年の夏休み以降、電波マニアの私らしくいくつかの都市を訪問しました。
8月は東京(東京タワー)、岡山・高松(瀬戸内の特殊電波事情)、徳島、そして9月には浜松も訪問しました。いずれも電波事情に詳しい方ならこれらの都市は現行アナログ地上波VHF-TV放送に特徴のあるところです。(加えて高松には香川県立歴史博物館の琴平工業徒弟学校の興味深い展示があったので)
徳島のVHFテレビは、四国放送TV(VHF-1CH)、NHK徳島(VHF-3CH)が正規の放送区域になりますが、徳島市内で購入した徳島新聞では4CH毎日、6CH朝日、8CH関西、10CH読売、12CH NHK教育と4CH以降は関西のテレビ放送をエリア外受信するということは主流のようになっているようです。
実際、私は徳島市郊外にある「とくしま動物園」に向かう市バスのルートには、普通の家庭にもアマチュア無線で使うようなタワーやパンザマストが庭に立てられたりする光景を何度も見て驚いてしまいました。すべて大型のテレビアンテナなのですが関西のものと少し様子がちがうことがわかります。下記の写真はそのアンテナなのですが、バスの車内から撮影できたのはごく普通のアンテナのように見えるものでタワーやコンクリート柱ではないのですが、良く見るとアンテナは少しかわっています。みなさんはおわかりになるでしょうか?
VHFアンテナが2つあり、下には3エレメント程度の小型アンテナが徳島市内の山(眉山というらしい)に向いています。1CH~3CH受信用ですからVHFローチャンネル用VHFアンテナです。周波数が低いのでアンテナのエレメント自身は少し長くなっていますが、かなり低い場所に設置しているところが多かったようです。
上に高く乗せられているのがVHFのハイチャンネル用(4から12CH)です。エレメントは多く素子がついているのですが、神戸や大阪で見るようなローチャンネルを考慮したものではなくエレメントは短め、ブームは長めです。そしてアンテナは大阪・生駒山方向を向いています。UHFのアンテナはあまり普及されているとはみえません。ほとんどがVHFなのでしょうね
四国の山方面に向けられたアンテナの方向には
このように送信所があります。近くだから3エレメントのアンテナで十分なのかも知れません
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