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2006年10月 8日 (日)

デジタル地上波とサンテレビ

最近、ラジオ関西とサンテレビの接近が感じられるようになった。たとえば金曜いただきとばんばひろふみさんの番組がラジオ・テレビ同時放送がされることがあったり、放送局CMの復活があること等である。

サンテレビは、関西地区におけるUHF民間放送開始時からの放送局であり、兵庫県の放送局として、生駒山より海抜も高く大阪湾を見通せる摩耶山から親局36chが10KWの電波を出している。大阪の局が生駒山から10kW(もちろんUHFとVHFの違いがある)でVHFは生駒にアンテナを向ける、UHFは神戸というのが大阪湾沿岸都市に広がったのは偶然ではない。テレビ大阪が無い時代、サンテレビは東京12ch・テレビ東京系の番組なども阪神間にネットするという機能もあった。歴史ある放送局がUHFアンテナを神戸に向けさせ、テレビ大阪開局のときには日本橋電気店ではテレビ大阪受信のためのアンテナ説明コーナーまで生まれた

しかし、今回地上デジタル化により、VHFは使用されずVHFアンテナではなくデジタル受信対応と称するUHFアンテナのみになる。それも、読売、毎日、朝日を受信するにはこのUHFアンテナを生駒に向ける必要がある。デジタル放送としてアンテナを買いなおす・工事しなおすのは送信所の位置方向の問題もあると見ている。

すなわち、神戸のサンテレビ(摩耶山の親局)を受信するには、サンテレビ用として別途アンテナ(それも同じUHFで)を立てなければならなくなる場合がほとんどである。サンテレビも「おっサンテレビ」路線もいいが、デジタル移行を迎え「デジタル放送サンテレビを受信する」キャンペーンを張らなければいけない時期にきているのではないかと思う。

現在は移行時期なのであるが、地上波デジタルのサンテレビは1kW(大阪の広域局は3KW)とすでに差がついており、サンテレビのWEBでも、受信可能地域が示されているが心細い感じである

http://www.sun-tv.co.jp/digital/gaiyo.html
コールサイン JOUH-DTV サンデジタルテレビジョン
□UHFチャンネル  26 (551.142857MHz)
□リモコン番号 3
□親局送信所 神戸親局(摩耶山上)
□送信出力 1kw
□開局 平成16年12月1日
□親局のエリア 161万世帯 (開局時124万世帯)

もちろん、アナログ局(10kW)が廃局になる時点では、電力の増加(放送局免許の空中線電力の増力。も検討課題にはなると思うが、問題は、兵庫県以外の人に、どれだけテレビアンテナを神戸に向けてもらえるかということになる。郵政省WEBでは、移行についてのアンテナや受信機の費用は個人負担である。これは当然としても、サンテレビが同じ通常のテレビ放送でありながら多くのアンテナが必要な放送局となるのは「送信所が摩耶」という物理的制約があるからである。しかし、生駒にサンテレビ送信所ができるかというとそのような訳にはいかないというのが現在のところであろう。

しかし、すでに大阪府、兵庫県をエリアとして親しまれ経営が成り立つサンテレビである。UHFの県域にとらわれず、この際サンテレビが広域免許になるようなことも考えてみればと思う。このことは、ラジオ関西も実質広域放送のようなもので同様であると思う。

ラジオは内臓アンテナで受信できるのでいいがテレビとなればそうはいかない。

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