放送大学大学院の修士論文
平成14年、放送大学大学院が授業開始し、職業資格の取得(高等学校教諭専修免許状)を目的として修士科目生として入学したが、この分野の魅力にはまってしまい、各種教員免許はおろか、修士課程修了に必要な単位も取得し、平成16年4月から正規の学生である修士全科生(教育開発プログラム)で指導を受け、この18年3月に無事修了することができた。
放送大学大学院時代では、放送大学の授業も別に受講でき、さまざまな資格を得ることが出来た。専修免許状(工業・商業・地歴・公民・情報)のほか、数学科や国語科の専門教科全部、学芸員の資格も取得できる有意義な4年間であった。(今年の4月以後は、佛教大で数学科教育法を履修取得し、中学1種と高校1種・専修を申請できるようになった)
放送大では、引き続き学部科目で、理科などを挑戦中である。そのようなことから今でも「放送大学 兵庫学習センター(神戸大学内)」には良く足を運び、何かとお世話になっている。このようなことからすっかりWEBでの活動が遠ざかってしまっていた。
先日、兵庫学習センター所長の桝見和孝先生(神戸大学名誉教授)から依頼があり学習センターで、在学生に対し研究の話をして欲しいということで引き受けることになった。学習センターでは同窓会組織を発足したようで、卒業生だけでなく在校生を含む「通信教育学習会的な組織」をめざしているようである。発表者は修士課程では私だけであるようだが、時間の関係もあり研究内容の詳細より、多くの人が気になる通信制放送大学大学院の指導内容について重点を置き発表する予定である。
日時:平成18年10月1日(日) 「放送大学入学者の集い」の 午後の部
場所:神戸大学 六甲台キャンパス内 放送大学兵庫学習センター
市バス「神戸大正門前」下車
研究名は「兵庫県における中等工業学校組織の歴史的考察」
なお 内容は平成17年度審査合格の修士論文のものである
指導担当教員
*指導責任者は放送大学新井郁男教授(当時)。先生は上越教育大学名誉教授(元副学長)で教育経営論を専門とされ、現在教育社会学会長です。
また、指導担当者は鳴門教育大学教授(学校改善講座)の佐竹勝利先生で、教育組織論を専門とされ、「工業高校の学科組織」を研究する目的にあう国立大学の現役教授に指導をいただける幸運な2年間でした。
徳島(鳴門教育大)、東京(筑波大・大塚キャンパス内)、千葉(放送大本部・国立メデイア教育センター内)、神戸(放送大兵庫学習センター・神戸大学内)と、通信制とはいえ、2~3ヶ月に一度は、これらの施設に通い試験を受け、発表会や指導を受けました。
放送大学は国立大学、NHK等と連携した特殊な大学(放送大学法により設立された国策大学)であり、私は大学院3期生となります。
今後は、地方工業教育史や教育社会学分野をライフワークとして細々と研究を続けたいと考えております。どうぞこれからもよろしくお願いいたします。
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